大阪農芸高校の生徒さんが育てた「農芸マザービーフ」を使ったハンバーグと牛丼を製造しました

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※現在は販売しておりません。

大阪府立農芸高校は農業教育の持つポテンシャルを最大限に活かし、生徒一人ひとりの夢をカタチにできる、 “感動とトキメキの学園”を教育理念に掲げる学校です。 この度、その中の「資源動物科」の生徒さんたちが、あるプロジェクトを立ち上げました。

その活動は「ヒナタ号の100日飼育日記」として農芸高校のホームページやフェイスブック等で配信されており、 活動内容や生徒さん達の思いを知ることができます。 実際に飼育に携わった上での悩みや、喜びなどを読んでいくと、 普段何気なく口にするお肉にも実際に育てている人たちがいて、 様々な思いがこもった“命”を頂いていることを改めて実感させられます。

私たちは、ある問題を取り上げてプロジェクトを開始することになりました。その問題は廃用経産牛が低い価格で取引されていると言う点です。廃用経産牛とは、歳をとり妊娠しにくくなったりして肉用出荷される牛のことで、肉質が良くないという理由で価格が低くなっています。私たちは、毎日人間のために生乳を生産し、子牛を産んで活躍してくれた牛の価値を少しでも上げたいと思いました。 そこで、ホルスタイン種経産牛「ヒナタ号」を搾乳しつつ、地域の未利用資源を乳酸発酵させた飼料を用いて、100日間肥育することにしました。 (大阪府立農芸高校HPより抜粋)

プロジェクト参加のきっかけ

農芸高校さんと私どもとは、2019年に農芸高校さんよりお声がけを頂きお肉を仕入れさせてもらったのが最初のご縁です。 そして2020年も同プロジェクトに賛同し、「ヒナタ号」のお肉を仕入れさせて頂くことになりました。 仕入れまでの段階でも、実際に当店の店長・スタッフが何度も現地へ赴き、先生や生徒さんたちとお会いしています。 皆さん、真っ直ぐで純粋な生徒さんたちでした。

生徒さんたちの想い

生徒さんたちの想いの一つとして、地元で生産されたものを地元で消費する、「地産地消」というものがありました。飼料も近郊の飲食店等の地域の未利用原料を発酵させて、生徒たちが一から手作りしています。 また、食肉センター、加工して販売する業者や調理して販売するレストランは、すべて大阪（堺市・羽曳野市など）の企業で行っています。

〜　大阪農芸高校のエシカルな取り組み　〜

エシカルとは一般的に理解されているethical(倫理的な)は、法的な縛りはなくても、 多くの人が正しいと思っていることで、本来人間が持つ良心から発生した社会的規範のことで、 地球環境や人、社会、地域に配慮した考え方のことを指します。 日本では「エシカル」という言葉は新しく、ここ最近はエシカルな考え方に基づく消費、「エシカル消費」が注目され始めています。

農芸マザービーフとは

大阪府立農芸高等学校で誕生した雌牛に地域の資源を活用した農芸エコフィードを与え、 愛情こめて育てたエシカルな牛のお肉を「農芸マザービーフ」と名付けました。

農芸エコフィードとは、環境や節約に配慮して地域の未利用である資源を有効活用するために作られた飼料で、 今地域の食品関連企業から豆腐粕やワイン粕を引取り、乳酸発酵させた発酵エコフィードで ECO(環境にやさしい)とFEED(飼料)を合わせた造語です。

いよいよ販売へ

そしていよいよ販売へ。 まず、当店の商品も常時販売しているまぐろパーク(堺市北区)にて実際に販売いたしました。 当初はまぐろパーク内のイベントにて生徒さんたちにも実際に店頭に立っていただく予定が コロナ禍のため断念となったのは残念でしたが、来店して頂いたお客様やまぐろパークのスタッフさんにも 農芸高校出身の方がいて、地域の繋がりを強く実感することが出来ました。

(株)明和食品の取り組み

昭和48年創業以来、無添加にこだわり続け、食卓に笑顔をお届けすることをモットーに美味しいお惣菜を日々製造しています。

原材料の鮮度と品質にもこだわり、当店一番人気のハンバーグに使用する卵と玉ねぎはその日に仕入れたものをその日のうちに使い切ります。
さらに、出来上がった製品は鮮度の高いうちに急速冷凍したものを、全国のレストラン・飲食店・インターネットのお客様のもとへお届けしています。

今回、地元大阪の農芸高校の取り組みに賛同し、当社の得意とするハンバーグと牛丼を農芸マザービーフを使用し無添加でおつくりしました。